サンフランシスコ・バレエで活躍する石原古都さんのインタビュー

ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -にサンフランシスコ・バレエで活躍する石原古都さんのインタビューが掲載されていますね。

どのようにして今のお仕事の夢をつかみましたか?

サンフランシスコに来る前、ジャパングランプリでスカラシップを頂き、フロリダのThe Harid Conservatory というスクールに留学していました。全寮制で一般高校にも通うワガノワメソッドのスクールです。

そのフロリダ留学中にサンフランシスコバレエスクールのサマーインテンシブのスカラシップを頂きました。サマーインテンシブの終わりにトレーニープログラムのオファーを頂き、そのまま1年トレーニー(研修生)としてサンフランシスコバレエスクールに通いました。
スチューデントショーケース(成果発表)の後にディレクターからコントラクトを頂きました。しかし残念な事に書類不足でビザを取得することができませんでした。もう一年トレーニープログラムに通い、その間に書類を揃えればいいとディレクターが言ってくれ、インターナショナルコンクールなどに出場し、書類を揃える事ができ、2年目にカンパニーに無事入団することができました。

今のソリストという立場に至った成功の鍵はなんだったと思いますか?

チャンスを与えてもらった時に冷静にそのチャンスをモノに出来た事だと思います。あとはディレクターが何を求めているかをよく読む事も成功の鍵。ある意味ゲームみたいなものです。

日本ではなく、海外で活躍したいという気持ちはありましたか?

海外で活躍したいという気持ちはバレエを始めた頃からありました。
背中を押してくれた日本のお教室の金澤志保先生、理解してくれた両親にはとても感謝しています。

日本で踊ることと海外で踊ることの違いは何だと思いますか?

レパートリーのスケールの違いは大きいと思います。海外に居ると色々な振付家の作品を踊る事ができます。 あとは、お給料で金銭的に困ることはありません。

今回も読み応えのある素晴らしいインタビューでしたね。
特にサンフランシスコ・バレエでの具体的なスケジュールや、仕事のつかみ方など石原古都さんの答えが非常に具体的なので、これから海外に出て行きたい方々にも非常に参考になるのではないでしょうか。

それと「お給料で金銭的に困ることはありません。」という現実は大事ですね。
日本でも欧米のように各地方の中心都市ごとに大きなバレエ団があり、クリエイティブな活動をし、ダンサーがちゃんと食べていけるような環境になって欲しいと心から願います。

Vo.35 Koto Ishihara San Francisco : ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -

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