首都圏の劇場・ホールがどんどん減っている「2016年問題」 ─ 「廃業するバレエ教室も」

このサイトでもたびたびとりあげてきた「2016年問題」ですが、産経ニュースによると、廃業に追い込まれるバレエ教室もあると「発表会が開けない! 首都圏の劇場・ホールがどんどん減っている 東京五輪で建て替え・改修が加速「何年も前から分かっていたのに…」」で報じられています。

 「今まで発表会ができたのに、どうして開けないのか」。東京都内のバレエ教室には新年度に入り、練習成果を披露する発表会が開かれない状況に、生徒の保護者から不満の声が寄せられている。

バレエ業界では、会場を確保できず年1回の開催ペースを「2年に1回」にするケースも珍しくない。会場を近隣県に移すバレエ教室もあるほか、生徒離れが進み、廃業に追い込まれる教室もあるという。

バレエを取り巻く環境は厳しい。昨年に年間約150日もバレエ公演に利用された「ゆうぽうとホール」(1803席)をはじめ、拠点となる施設が老朽化で次々と閉鎖。都内だけで1000近い教室がある中、舞台の設備や広さなどバレエに適した施設数は50前後にとどまっている。現在はプロのバレエ団ですら会場の確保に苦労しているという。

 日本バレエ協会の担当者は「発表会は教室に通う生徒の友人や近所の子供に観に来てもらい、バレエに興味を持ってもらう絶好の機会。営業的に非常にマイナスだ」と会場不足を嘆く。

 東京大大学院の小林真理教授(文化政策)は「これまで行革の流れで無駄だとして閉鎖された施設は多いが、芸術団体全体のニーズを考えず、それぞれ個別の施設の事情ごとに判断されてきた。今回の問題を機会に、施設数が実情と合っているのかなどを考え直す必要がある」としている。

個人的には発表会がバレエ教室に通う理由の全てではないと思いますが、それでも保護者のみなさんからすれば大問題なのでしょう。
ただバレエに興味を持ってもらう機会が大幅に減ることはバレエ界全体にとっても大きな問題だと思います。

実際に廃業に追い込まれてしまったバレエ教室がどれくらいあるのか気になります。

この「2016年問題」をきっかけに日本も行政や大企業が文化に対して眼を向け、保護・援助するような仕組みが作られると良いのですが、難しいのでしょうね。
このままどうにもならないまま時間だけが過ぎていくのか、それとも何かの変化が生まれるのか、今後も流れを追っていきたいと思います。

発表会が開けない! 首都圏の劇場・ホールがどんどん減っている 東京五輪で建て替え・改修が加速「何年も前から分かっていたのに…」(1/3ページ) – 産経ニュース

http://www.sankei.com/premium/news/160506/prm1605060015-n1.html