「動きとクリエーション」の関係をレポート、『ラ・バヤデール-幻の国』制作の裏側

Fashionsnap.com [ファッションスナップ・ドットコム]に、Noismの最新作『ラ・バヤデール-幻の国』のメイキングと、衣裳を手がけたデザイナー宮前義之さんや空間を手がけた田根剛さんの仕事を紐解き、「動きとクリエーション」の関係をレポートした記事「イッセイ ミヤケ×Noism×田根剛 “動きとクリエーション”から導く「ラ・バヤデールー幻の国」制作の裏側」が掲載されていますね。

「イッセイ ミヤケ」と舞踊には、深い関係がある。創業デザイナーの三宅一生はかつて、鬼才ウィリアム・フォーサイスによるフランクフルト・バレエ団の舞台「The Loss of Small Detail(失われた委曲・1991年初演)」のために、ニット素材を使った衣裳を製作した。これが「プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケ(PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE)」の始まりだ。創意に富む多彩なプリーツ素材の可能性は無限大で、改良を重ねながら約25年が経った今では世界中の人々の生活に溶け込んでいる。

舞台芸術は発祥した中世の時代からあらゆる芸術の結集によって発展してきたことから、金森は「劇場は芸術の最たる場所」だと捉える。今回の新作についても「幻の国」を可視化するために一流のクリエイターらを結集。翻案と脚本は平田オリザ、空間はこれまでも数々のノイズム作品を手がけてきた田根剛、そして衣裳は「イッセイ ミヤケ」の宮前義之が2度目の起用となった。

「見る人に対してイマジネーションを掻き立てるものを作ることは、デザイナーにとってチャンス」と捉える宮前だが、2作目となる衣裳制作については「これまでと異なる挑戦だった」と振り返る。金森から与えられたのは、台本と色のキーワードのみ。作品の舞台となるマランシュに共存する5つの民族からイメージされた色を、宮前は風や石や火といった自然界で最も原始的な物質に置き換え、デザインに落とし込んでいったという。素材は全てオリジナルで、日頃から宮前がチームと共に探求してるテクニックに改良が重ねられた。

客席からはなかなかうかがい知ることのできない制作現場、それも衣装のレポートは興味深く、読み応えのある記事ですね。
金森穣さんの「形やデザインといった表層的なものだけではなく、素材から開発して表現しているからこそ圧倒的な力をもった服になる。それを着てパフォーマンスすることは、舞踊家にとっても挑戦」という言葉が非常に印象に残りました。

Noismの『ラ・バヤデール-幻の国』ですが、残りの公演は2016年7月1〜3日が神奈川のKAAT神奈川芸術劇場、7月8〜9日が兵庫の兵庫県立芸術文化センター、7月16日が愛知の愛知県芸術劇場、7月23〜24日が静岡の静岡芸術劇場となっています。
チケットは公演日・席種によってはまだ入手可能のようです。
興味のある方はお急ぎを!

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イッセイ ミヤケ×Noism×田根剛 “動きとクリエーション”から導く「ラ・バヤデールー幻の国」制作の裏側 | Fashionsnap.com

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