クラシカ・ジャパン 2017年1月は「振付家でみる名作バレエ〜ナチョ・ドゥアト」

クラシカ・ジャパン、2017年1月は、「【クラシック大全第2章】振付家でみる名作バレエ〜ナチョ・ドゥアト」ということで、ベルリン国立バレエ団との契約が更新されないことなどで大きな話題となったナチョ・ドゥアトさんのドキュメンタリーや振付作品が放送されます。

ナチョ・ドゥアト「スペインからロシア、そして」
初回放送:1月16日(月)21:00~22:05

20年間務めたスペイン国立バレエアカデミーの地位を追われ、文化も異なり、言葉も通じないロシアのミハイロフスキー・バレエで、同団初の外国人芸術監督として『眠れる森の美女』新制作のために奮闘する彼の孤高の姿を追ったドキュメンタリー。さまざまな映像から、外国人芸術監督の孤独な姿が浮き彫りになる。番組の最後にはベルリンにやってくるドゥアトの姿が…。現在、彼がベルリン国立バレエ芸術監督の契約が更新されないと報じられている状況を考えると、バレエ界の人間ドラマをリアルに垣間見ることができる、非常に興味深い内容といえる。

[出演]ナチョ・ドゥアト、ウラジーミル・ケフマン(ミハイロフスキー劇場バレエ団総裁)
[監督]ウルリク・ヴィヴェル&アレハンドロ・アルバレス
[制作]2014年

ナチョ・ドゥアトの『眠れる森の美女』
初回放送:1月23日(月)21:00~23:10

チャイコフスキーに作曲を依頼したペテルブルク帝室劇場総裁イワン・フセヴォロシスキーの原案を基に、2011年ロシアのミハイロフスキー劇場芸術監督に就任したナチョ・ドゥアトが振付け、同年12月に同劇場で初演された『眠れる森の美女』。その後、彼はベルリン国立バレエ芸術監督に就任。この番組は、2015年ベルリン・ドイツ・オペラにてベルリン国立バレエによって再演されたもの。オーロラ姫を演じる1983年キエフ生まれのプリマダンサー、ヤーナ・サレンコの小柄ながら軽やかに舞う美しいバレエは必見で、デジレ王子を演じる彼女の夫マリアン・ヴァルターとの夫婦共演も見どころ。歌うカナリアの精とフロリナ王女の二役を踊る菅野茉里奈やシンデレラを演じる巣山葵など日本人ダンサーの活躍にも注目。前衛的演出を得意とするドゥアトですが、この『眠りの森の美女』ではマリウス・プティパ振付の古典バレエの精神をそのまま受け継ぎながら彼独自のスタイルも垣間見えるのが特徴。

[音楽]チャイコフスキー:バレエ『眠れる森の美女』Op.66
[振付&台本]ナチョ・ドゥアト
[原案]イワン・フセヴォロシスキー
[原作]シャルル・ペローの童話『眠れる森の美女』
[装置&衣装]アンゲリーナ・アトラギッチ
[指揮]ロベルト・ライマー
[演奏]ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
[出演]ヤーナ・サレンコ(オーロラ姫)マリアン・ヴァルター(デジレ王子)マイケル・バンザフ(フロレスタン国王)ベアトリス・クノップ(王妃)リシャット・ユルバリソフ(カラボス)サラ・メシュトロヴィチ(リラの精)アルシャク・ガルミヤン(典礼長カタラブット)菅野茉里奈(歌うカナリアの精&フロリナ王女)巣山葵(シンデレラ)ほか
[収録]2015年9月30日&10月2日ベルリン・ドイツ・オペラ

この他英国ロイヤル・バレエ団の2011年上演『眠れる森の美女』や、ジョン・ノイマイヤーさん振付の『ヨーゼフの伝説』や先月特集されたジャン=クリストフ・マイヨーさん振付の『くるみ割り人形カンパニー』なども放送されますが、個人的に一番の注目はやはりナチョ・ドゥアト「スペインからロシア、そして」だと思います。

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