すっかりご紹介が遅くなってしまいましたが、ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -に、タータルスタン国立アカデミック劇場バレエ団で活躍する大川航矢さんのインタビューが掲載されていますね。
このバレエ団では主にクラシックバレエだけを踊ります。大体20近くのクラシックのレパートリーがあり、それを一年通してバラバラに公演しています。ダンサーのみんなは穏やかでやさしいのでとてもいい雰囲気で働けています。
ここのバレエ団はオープンオーディションが無いので、自分たちでビデオとプロフィールなどを送ってプライベートでオーディションさせてもらいました。
アナニアシヴィリと仲間達というガラコンサートのDVDを中学生くらいに観て、ロシアバレエがとても好きになりました。
そこからロシアで働きたいと、なんとなく思っていたのかもしれません。
僕も翠ちゃんもボリショイバレエアカデミーに留学して、そこから一緒に踊っているのですが、やっぱり働く場所はロシア以外では考えられませんでした。自分と似てるライバルがいる日本より自分たちがはまっていける役がたくさん貰えるロシアの方がいいかなと思ったからでもあります。
他の海外では分からないのですが、ロシアでは国の対応が1番違うと思います。バレエダンサーは国家公務員なので、お給料も国から出ています。その分チケットもそんなに高く無いし、お客さんも身近に感じていると思います。
大川航矢さんのお人柄が伝わってくる素晴らしいインタビューでした。
日本もヨーロッパ各国のように芸術家が国家公務員として生活が保障されるようになると良いと思いますが、たくさんの市民が文化に対して大きく深い理解をすることが必要ですので難しいですね。むしろそういったことへのお金を削減することの方が多くなっているような気がして寂しく思います。
さて、こうやって海外で活躍されているダンサーの生の声に接することができるのは本当に素晴らしいことだと思います。
みなさんも是非「ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -」をブックマークして読んでみてください。
Vol.39 Koya Okawa Tatarstan : ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -