モーリス・ベジャール・バレエ団のプリンシパル、キャサリン・ティエルヘルムさんのインタビュー

swissinfo.chにモーリス・ベジャール振り付けのバレエ公演『第九交響曲』に出演されたモーリス・ベジャール・バレエ団のプリンシパル、キャサリン・ティエルヘルムさんのインタビューが掲載されていますね。

swissinfo.ch : BBLに入団した動機は、「バレエ団の特別なスタイルが自分に合っているから」ということですが、その特別なスタイルとは何でしょう。

キャサリン・ティエルヘルム : ベジャール亡き後の入団なので、ジルや昔からの団員から学んでいるが、極度に「シンプル」で人間性あふれる、質の高い振り付けが特徴だと思う。
この「シンプルさ」とは、踊るのが簡単という意味ではなく、必要でないものをすべてそぎとるということ。言い換えれば、クラシックやネオクラシックの動きの装飾的な部分を取り払い、根源的な純粋さに戻るようなものだ。
だが、毎日のトレーニングではクラシックをやっていて、結局クラシックに基礎を置きながらも、シンプルな動きの裏に感情を含みながら踊ることが基本のスタイルになっている。私自身、動きに一つの意味を込めるように踊っているが、こうした「重みのあるシンプルさ」を踊りこなすのは、いつも大きな挑戦だ。

また、今回上演の『第九交響曲』で共演する東京バレエ団についても彼女が語ってくれています。

swissinfo.ch : 東京バレエ団との共演をどう評価しますか?

ティエルヘルム : ベジャールは、日本などさまざまな国の文化や踊りを高く評価し、それを振り付けの中にたくさん取り入れている。東京バレエ団が踊る第1楽章では、そうした日本的な動きがかいま見られる。
彼らが集団で踊るこの第1楽章は素晴らしい。美しい仕事の仕方だ。とてもクリーンで正確。でもその正確さとは、機械のような正確さではなく、120%自己投入することからくる正確さであり、内部から湧き上がるもので踊ることからくる正確さだ。それに、集団からあふれ出る「意思」も感じられる。
また、東京での公演では3週間近く東京バレエ団と一緒に仕事をしたが、彼らはとても寛大で、素晴らしい経験になった。

「公演後に観客約5千人が総立ちで拍手し、それに応えたバレエ団、合唱団、管弦楽団の全員が観客に拍手を返し、一体となった感動の渦が会場の建物さえ動かさんばかりだった。」というこの『第九交響曲』、観てみたいです。

モーリス・ベジャールの「第九」、集団の一体感とエネルギーで友愛を表現 – SWI swissinfo.ch

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Trailer – La IXe Symphonie dansée par le Béjart Ballet et le Tokyo Ballet