熊川哲也さんが2015年モンブラン国際文化賞を受賞!

あらゆる芸術の分野において、若い才能の開花に尽力支援されている人物に対し、その栄誉を称えて贈られる賞であるモンブラン国際文化賞を、熊川哲也さんが受賞したそうです。

【日本のバレエ界の地位の向上と育成】
熊川氏は、10歳よりバレエを始め、1987年に名門王立バレエ学校である、英国ロイヤル・バレエ学校に入学。89年、ローザンヌ国際バレエ・コンクールで日本人初のゴールド・メダルを受賞、ヨーロピアン・ヤング・ダンサーズ・オヴ・ザ・イヤー・コンクール(パリ)でも金賞を受賞するなど、世界のバレエ界においてもその名を轟かせる。その後、東洋人として初めて英国ロイヤル・バレエ団に入団し、同団史上最年?でソリストに昇格、93年プリンシパルに任命された。また在団中にボリショイ・バレエ団の『ジゼル』をはじめ世界各国のバレエ団にて客演を行い、世界的な活躍を見せる。
ロイヤル・バレエ団のトップスターだった熊川氏は、1998年に同バレエ団を退団、母国でバレエ芸術を普及・発展させるために日本に帰国。日本の一般大衆に最高クラスのクラシックバレエを提供することを目的として、「Kバレエカンパニー」を設立。主役ダンサー、教師、芸術監督の役割を自身で幅広く担い、日本における人々のクラシックバレエへの関心を育み、観衆を魅了させている。現在「Kバレエカンパニー」は国際的に活躍する数多くの才能に溢れたダンサーを輩出。また「K バレエスクール」では確かな知識と教育理念のもと指導にあたり、「K バレエユース」においては、プロフェッショナルへの懸け橋として舞台経験の場を設けるなど、若い次世代のダンサーたちへの指導・育成にも尽力し、現在もなおその地位を保ち続け、日本におけるクラシックバレエの伝統向上を目的とした活動を、15年以上にわたり行っている。

【第24回モンブラン国際文化賞 各国の受賞者】
日本:熊川哲也Tetsuya Kumakawa(パフォーミングアーツの教育およびトレーニング)
ドイツ:ドリット&アレクサンダー・オットーDorit and Alexander Otto(ドリッド・アンド・アレクサンダー・オットー財団)
英国:リチャード・リードRichard Reed( 「アート・エブリウェア」プロジェクト)
フランス:ローラン・デュマLaurent Dumas(Revelations Emerigeプロジェクト)
イタリア:ティツィアーナ・フレスコバルディTiziana Frescobaldi(フレシコバルディ美術賞)
スペイン:セルジ・フェレール・サラトSergi Ferrer Salat(フェレール・サラト財団)
スイス:マヤ・ホフマンMaja Hoffmann(LUMA財団)
アメリカ合衆国:ピーター・M・ブラントPeter M. Brant(ブラント財団およびアート研究センター)
メキシコ:アロンドラ・デ・ラ・パーラAlondra de la Parra(米国大陸フィルハーモニック・オーケストラ)
中国:チャン・ファンZhang Fan(中国現代音楽業界への貢献)
韓国:キム・ドンホKim Dong-Ho(釜山国際映画祭)

【モンブラン国際文化賞とは】
1992年に設立された、「モンブラン国際文化賞 (モンブラン・ドゥ・ラ・キュルチュール – アート・パトロネージ・アワード)」は、芸術・文化の世界において、情熱と献身を傾けて若い才能の支援を行うアートパトロンを讃える、世界でも唯一の文化表彰です。以来毎年1回、世界各国(本年度は、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、韓国、メキシコ、スペイン、英国、米国そしてスイスの11か国)で、各芸術分野の中でパトロンとして活躍されている方々から、各国1名ずつ選ばれます。日本では、これまでアーティストのオノ・ヨーコ氏(2011)、歌舞伎俳優の市川猿翁氏(2013)、指揮者の小澤征爾氏(2014)をはじめとする高名な方々に贈られてきました。現在では、芸術界でも権威ある賞としての地位を築き「アート界のオスカー」の異名をとるほどとなり、審査員は各芸術分野でご活躍される、著名な方々で構成されています。なお、本年度の日本からの審査員は、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏と映画監督の河瀬直美氏のおふたりです。

素晴らしいですね。
彼の日本での様々な取り組みが世界的に評価されることは非常に喜ばしいですね。

2015年モンブラン国際文化賞を国際的バレエダンサー・熊川哲也氏が受賞! – 産経ニュース

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