Yahoo!ニュースで「スラム街のバレエ教室、ブラジル・サンパウロ」という記事が公開されていますね。
世界的にも麻薬常習者の数が多いことで知られるブラジル最大の都市サンパウロ。そのスラム街からさほど遠くない所に、善意のプロジェクトで地域の子女を対象にしたバレエ教室が運営されている。
生徒の殆どが麻薬常習者や売春婦を親に持ち、自身でも麻薬を常習する生徒もいる。地域の教会と団体などからの寄付で運営されているこのバレエ教室には、ロシアのボリショイ・バレエ団からテストの話も来ているという。
将来ボリショイ・バレエ団に入れるかどうかは別にして、善意の取り組みが子どもたちに将来の夢を与え、現在の境遇から抜け出す道を示しているのではないか。
平和な日本に住んでいるとスラム街での生活の苦しさというものを実感することは難しいのですが、貧困や犯罪への対処方法のひとつとしてバレエが役立っているのを見ると少しだけでも救われるような気持ちになります。
このような取り組みが世界中で増えることを期待します。