BizCOLLEGE <日経BPnet>に「ブノワ賞」を受賞したことで大変話題になった木田真理子さんのインタビュー「迷いや悩みすら力に変え、踊る…「ブノワ賞」受賞バレエダンサー・木田真理子 | BizCOLLEGE <日経BPnet>」が掲載されていますね。
日本ではバレエ、それも特にダンサーとして生活していくのは難しいといわれる。いきおい、海外での活動を視野に入れざるを得なくなる。4歳でクラシックバレエを始めた木田さんは、以後、強い意志とともにバレエ人生をひた走ってきた――かというと、案外そうでもないようだ。
「もう、迷いっぱなし。常に迷っていて困るんです。ほかの人に比べて、バレエをやめたいと思ったことは圧倒的に多いと思います。どうして自分はこんなに弱いんだろうと思うこともしょっちゅうです」
そう言って自分でもあきれたように笑う木田さん。迷いながらのバレエ生活とは、いかなるものか?
日本で大学生として生活しながらカナダではバレエダンサーとして活動していた時期の話、その後の活躍、怪我で寝たきりの生活など、ご本人の飾らない言葉で語られています。
「実はここ3~4年、ずっと考えているんですよ。今より先を目指すにあたって、特定のバレエ団を選ぶという方法ではなく、フリーとして作品やプロジェクトを選んでいく方法もありかなって。自分自身、本当に何をやりたいのかは、正直まだ考え中なんです」
やはり、ここでも迷いの中。だれもが憧れ、バレエ界の最高峰であるプリンシパルダンサーのポジションにいながら、それに執着せず、さらに最善の未来を模索し、木田さんは迷い、悩む。その悩みもスケールアップしているかに見える。
「確かに以前は、クラシックバレエからコンテンポラリーダンスにシフトする段階で悩んだり、カンパニーの団員との対人関係で悩んだり……。自分が何と戦っているのかわからないこともありましたね。迷いや葛藤の連続で、常に悶々としていたような感じ。でも、そのような状況を打ち破りたいという激しい思いがあったから、それが自然と踊りに表れていたかもしれないですね」
傍から見る限りは大きな成功の中にいる木田真理子さんですが様々な苦悩や葛藤中から一歩一歩踏みしめていらっしゃるのですね。
読むだけでエネルギーをもらえた気がしました。
みなさんも是非!
もしまだた木田真理子さんの踊る姿をご覧になったことがない方はスウェーデン王立バレエ団の『Juliet & Romeo』を是非!