ミスティ・コープランドさんが超えてきた壁

COURRiER Japon NEWSに「人種、貧しい生まれ、豊満な胸…名門バレエ団初の“黒い白鳥”ミスティ・コープランドは、これだけの「壁」を越えてきた」という記事が掲載されていますね。

ABTは、クラシックバレエでは全米随一とみなされるバレエ団だ。そんなABTでコープランドは、昨年9月に『白鳥の湖』の主役に抜擢された。これは言うなれば、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでハムレットを演じるに等しい栄誉である。

コープランドは01年からABTに在籍しているが、ソリストになったのは07年からだ。数年前まではモダンな作品のソロを踊ることが多かったが、ここ2年で、全幕ものの重要な役を任せられるようになった。

彼女が近年演じてきた役を見ていると、まるで成功を宿命づけられたダンサーのように思えるかもしれない。だが、彼女が人気バレリーナになるまでの過程は、バレエの筋書きのように劇的で、予想外の出来事と偶然に満ちたものだった。それは彼女が愛するクラシックバレエ同様、桁外れの精神力と一流の技術を持つ者が創り出す、輝かしい物語だ。

記事を読むとミスティ・コープランドさんがこれまで経験してきた様々な苦難に驚きます。
家庭環境、家族の無理解、脊椎骨折など、どれもバレエを辞める要因になるものばかりです。
それらを乗り越えてきたからこそ、いまの彼女の絶大な人気があるのだと感じました。

ちなみに彼女の自伝「Life in Motion: An Unlikely Ballerina」は米ニューライン・シネマが映画化権を獲得しているそうです。
まだ日本語訳版は出版されていませんが、オリジナル版は日本のアマゾンでもKindle版、ペーパーバック版などで購入できますよ。

人種、貧しい生まれ、豊満な胸…名門バレエ団初の“黒い白鳥”ミスティ・コープランドは、これだけの「壁」を越えてきた | COURRiER Japon NEWS

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