東京バレエ団ブルメイステル版『白鳥の湖』の記者会見レポート

Dance Cube -チャコット webマガジンに「斎藤友佳理芸術監督により、ブルメイステル版『白鳥の湖』を3キャストで上演する東京バレエ団 —-斎藤友佳理芸術監督および主演ダンサーらが会見した」という記事が掲載され、2016年2月5日から上演されるブルメイステル版『白鳥の湖』の記者会見のレポートを読むことができますね。

この記者会見には、この上演に際して指導者として来日しているマルガリータ・ルアノと、ニコライ・フョードロフも登壇した。ルアノはダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場で活躍してきたダンサーであり、現在は劇場で指導に当たっている。フョードロフはボリショイ・バレエ団でダンサーとして活躍したのち、自身のプロデュース公演を行うなどの経験を重ね、やはり現在では指導者として活躍している。豊富な経験を持つふたりを指導、演出に迎え、バレエ団は一丸となって公演に向けリハーサルを重ねている。
「リハーサルは昨秋からスタートしましたが、ギエムのファイナル公演のツアーがあり、そこで東京バレエ団はフォーサイスやキリアンの難しい作品を踊ることになりましたから、このリハーサルは年末までお預けとなりました。大変だったとは思うのですが、その経験を乗り越えたことをぜひ、この作品で生かしてほしいと思っています」
公開リハーサルのこの日は、2幕と3幕を通して見学したが、印象的だったのは3幕の展開である。ブルメイステル版では、花嫁候補はじめ各国のゲストがすべて、ロットバルトの手下として登場する。
「3幕は、ドラマ性が最も強く出ている場面です。キャラクターダンスは悪の力により王子に羽を渡すことを目的に創られています。ダンサーたちは王子の心を虜にするために出てきます」とルアノ。
この『白鳥の湖』には3組の主演ペアが登場するが、オデット/オディールを演じる上野水香、渡辺理恵、川島麻実子らは口々にこういう。
「より伝わりやすいストーリーだと思いますし、スケールの大きさを感じます」(上野)。
「筋が通っていますよね。今まで、なぜ王子は黒鳥を白鳥と間違うのかしら、と疑問に思っていたけれど、この流れでは納得しながら取り組めます」(渡辺)
「この場面は、王子がオディールの存在をオデットの違う一面として受け入れていると解釈して踊っています。観客の皆さんにも伝わりやすいのではないでしょうか」(川島)

私は恥ずかしながらブルメイステル版『白鳥の湖』を観たことがないので、「ブルメイステル版では、花嫁候補はじめ各国のゲストがすべて、ロットバルトの手下として登場する。」という部分に驚いてしまいました。
これは是非とも観なければなりませんね。
みなさんも是非!

チケットは上演回によってはまだ余裕があるようです。興味のある方は急いで購入を!

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