ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -ポーランド・ワルシャワのポーランド国立劇場バレエで活躍する北野友里夏さんのインタビューが掲載されていますね。
Polish National Ballet (ポーランド国立劇場バレエ)には83名のダンサーが所属し、日本人は女性4名男性3名、合わせて7名います。そのなかで北野さんは群舞のリーダー的な役割を果たすコリフェ(Coryphee)として活躍されています。
どのようにして今のお仕事の夢をつかみましたか?
現地オーディションに応募しました。書類選考で選ばれたダンサーがワルシャワでレッスンとワークショップをうけます。それから短い面接もありました。
何人応募者がいて、何人合格しましたか?
だいたいですが300~400人くらいの応募だと思います。そのうち50人くらいが書類選考で現地オーディションに呼ばれます。わたしの年は、合格者が多くて11人入団しました。ちなみに日本人が入団したのは、その年が初めてで、今プリンシパルを務めている海老原由佳さんとわたしも一緒に入団で、1年目は日本人だというだけで珍しがられました。
日本人が得意とするところ、不得意とするところって何だと思いますか?
日本人としてポーランドで感じるのは、英語もポーランド語も母国語ではないのでどうしても少し言葉のカベがあることです。その分、クラスやリハーサルに取り組む姿勢とか舞台でのプレゼンテーションの仕方でカバーしなきゃいけません。 どの国にいても感じるのは、やっぱり日本人はまじめで、ダンスでは細やかなところに気が配れるということが、外国人にとってすごくいいイメージだと思ってもらえますね。
今回も海外でプロのダンサーを目指す方々にはものすごく参考になるインタビューだったと思います。
日本人が得意とするところを上手く伸ばし、不得意なところをいかにカバーしていくかということが大事なのでしょうね。
特にプロとして続けていくためにはそれぞれの個性も伸ばさなければならないでしょうし、本当に日頃の地道な積み重ねが大事なんだと思います。
このようなインタビューを読むことで夢に近づく方が増えれば嬉しく思います。
Vol.34 Yurika Kitano Poland : ダンサーの宝箱 - 海外で働く若きダンサーたちの今を知りたい! -