Noism最新作、『ラ・バヤデール-幻の国』の特設サイトがオープン!

2016年6〜7月に上演されるNoismの最新作、劇的舞踊vol.3『ラ・バヤデール-幻の国』の特設サイトがオープンしていますね。

オペラやバレエなどで知られる物語を、舞踊家の確かな身体と重層的な構造でNoismオリジナルの物語として描く「劇的舞踊」シリーズ。第1作目の『ホフマン物語』、2作目の『カルメン』に続き、第3弾として創作するのは、古典バレエの名作『ラ・バヤデール』を原作とした作品である。古代インドを舞台に、舞姫ニキヤと戦士ソロルの悲恋を描いた物語を、劇作家・演出家の平田オリザが大胆に翻案し、Noismにオリジナルの脚本を書きおろした。

物語の舞台となるのは草原の国「マランシュ」。1人の老人の曖昧な記憶を辿るように描かれる“幻の国”は、政治、宗教、民族などにおける人々の対立を経て崩壊の一途を辿る。とある国の崩壊の物語を通して、記憶と歴史の中に存在したはずの人々の声は誰に届くのか―、今を生きる私たちに問いかける。

空間・衣裳・木工美術は、Noismとの共作も多い建築家の田根剛、ISSEY MIYAKEデザイナー・宮前義之、家具作家・近藤正樹がそれぞれ担当。音楽はL.ミンクスの楽曲をベースに、Noism作品には初参加となる音楽家の笠松泰洋が新たな音を加える。
物語のメインキャラクター、踊り子ミランを演じるのは、Noism副芸術監督の井関佐和子。ミランを愛する戦士バートルは中川賢、物語の鍵を握る“謎の女”ポーヤンは石原悠子がそれぞれを演じ、この3名を中心にメインカンパニーNoism1と研修生カンパニーNoism2の総勢20名が出演。また、今回はSPAC-静岡県舞台芸術センターより、『カルメン』にも出演した奥野晃士に加え、貴島豪、たきいみきの俳優3名をゲストに迎える。
各分野のプロフェッショナル達と共にジャンルを越えて挑む、劇的舞踊シリーズ第3弾、開幕!

演 出 金森穣
脚 本 平田オリザ
振 付 Noism1
音 楽 L.ミンクス《ラ・バヤデール》、笠松泰洋
空 間 田根剛(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)
衣 裳 宮前義之(ISSEY MIYAKE)
木工美術 近藤正樹
舞踊家 Noism1 & Noism2
俳 優 奥野晃士、貴島豪、たきいみき(SPAC ‒ 静岡県舞台芸術センター)

今回は脚本家として平田オリザさんを迎えていることが個人的に興味深く、また楽しみでもあります。
誰もが知るバレエの名作『ラ・バヤデール』がNoism、金森穣さんによってどのようにアレンジされ、再構築されるのか、注目の公演ですね。

公演は、2016年6月17〜19日が新潟のりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館、7月1〜3日が神奈川のKAAT神奈川芸術劇場、7月8〜9日が兵庫の兵庫県立芸術文化センター、7月16日が愛知の愛知県芸術劇場、7月23〜24日が静岡の静岡芸術劇場となっています。
チケットは一般前売りは4月17日からですが、一部の会場ではすでに先行抽選の受付中です。
興味のある方は是非!

Noismのチケット情報はこちら
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Noism劇的舞踊Vol.3 ラ・バヤデール 幻の国

Screenshot of labayadere.noism.jp

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