東京バレエ団『ラ・シルフィード』の宮川新大さん、「当たり役だが、初役でもある」との評

毎日新聞の「Shall・we・バレエ?」に「「空気の精」同工異曲 膝から下で語る悲劇」という、東京バレエ団の『ラ・シルフィード』とジェームズ役の宮川新大さんに関する記事が掲載されていますね。

 当たり役だが、初役でもある−−。まるで判じ物のような「不思議な感覚」を味わっているのは、東京バレエ団の「ラ・シルフィード」主演に向けて稽古(けいこ)真っただ中の宮川新大(あらた)だ。12歳でドイツに留学し、ロシアなどで活躍の後、昨夏日本に拠点を移した国際派。「経験を生かし、動きの一つ一つに血を通わせたい」と、言葉にも熱がこもる。

 シルフィードとは空気の精。スコットランドを舞台に青年ジェームズと妖精の悲恋が描かれる……のだが、何と「ラ・シルフィード」には同工異曲の2作が「原典」として存在する。

 宮川は「長所を最大限に生かせる踊り」として、師匠にブルノンビル版ジェームズのソロを与えられた。2010年のユース・アメリカ・グランプリ出場時も、この役で銅賞を射止めている。審査員セルゲイ・フィーリンの採点は「99点」。審査票に一旦は「100点」と書き込んだものの、規定により満点は認められなかったのだという。

バレエにあまり詳しくない人にとっては「シルフィード」がそもそも2種類、『ラ・シルフィード』と『レ・シルフィード』があり、その中の『ラ・シルフィード』にも2種類あるというのはややこしくて判りづらいでしょうね。

2010年のYAGPでもジェームズで銅賞を射止めた宮川新大さん、今回のラコット版『ラ・シルフィード』のジェームズ役が楽しみです。

さて、2016年4月29日から始まる東京バレエ団の『ラ・シルフィード』ですが、チケットは残り少なくなっています。お急ぎを!

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Shall・we・バレエ?:「空気の精」同工異曲 膝から下で語る悲劇 – 毎日新聞

Screenshot of mainichi.jp

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