英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル、ローレン・カスバートソンさんのインタビュー

NBSニュース/NBS日本舞台芸術振興会に、英国ロイヤル・バレエ団プリンシパル、ローレン・カスバートソンさんのインタビュー記事「英国ロイヤル・バレエ団 ローレン・カスバートソン インタビュー」が掲載されていますね。

「私が心から愛する二作品を日本のお客様の前で踊れることが本当に嬉しくて、今からワクワクしています!」

「この境地に至るまでには、たくさんの努力が必要でした。例えば、 腕の動きと頭の位置に関しては、どのくらいゆっくり動かせばいいのか等を何時間もひたすら研究することで、ロマンティック・スタイルの中で完全に自由に踊れるようになることを目指したんです。リハーサルでやったことをそのまま舞台で“再現”するのではなくて、あくまで舞台の上にいるその場、その瞬間に、ライブで美しいイメージを描けるようにするためには、徹底的にスタイルを体得する必要がありますから。
2幕の、ピンが床に落ちる音も聞こえそうなほどの静けさは、ダンサーにとっては恐怖であり、毎回途方もない孤独を感じます。ジゼルも、ウィリたちの静謐な絶望に屈しそうになりますが、アルブレヒトへの強い愛のために、すんでのところで止まります。2幕は本当に難しいものですが、何ひとつ変える必要のないほどに、完成された振付ですね」

「8歳からロイヤル・バレエ学校で育ったことで、やはり骨の髄まで染み込んでいる何かがあるのだと思います。子どもの頃から慣れ親しんできた作品に関しては特に、直感で正しいと思えるやり方に従って踊ることができますし、舞台の上で完全に自由になれるんです」

前回2013年の英国ロイヤル・バレエ団日本公演では足首の手術からの回復が遅れ来日がかなわなかったローレン・カスバートソンさんですが、今回の来日に対する意気込みが伝わってきますね。
また、言葉の一つ一つから感じられる自信と高い技術、さらに経験が研ぎ澄まされ、円熟の域にあるように感じられます。

今回の来日公演でローレン・カスバートソンさんは、6月16日の『ロミオとジュリエット』、6月26日『ジゼル』に出演予定となっています。

英国ロイヤル・バレエ団2016年日本公演ですが、日程や会場によってはまだチケットが買えるようです。
諦めていた方、キャスト発表を見て別の日程も観に行きたくなった方、お早めに!

英国ロイヤル・バレエ団のチケット情報はこちら
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351号-2016年05月:NBSニュース/NBS日本舞台芸術振興会

Screenshot of www.nbs.or.jp

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