古関すまこさんの「フランス舞踏日記1977-2017」、2018年4月18日発売

1977年に渡欧して30年在住して活動し、フランス政府からも認められた舞踏家、古関すまこさんによる著書「フランス舞踏日記1977-2017」が、2018年4月18日に発売されるそうです。

内容紹介
フランスで40年! 舞踏を踊り、舞踏を教え、コメディ・フランセーズで名優と共演 大野一雄、山海塾より以前、1977年に渡欧して30年在住して活動し、フランス政府からも認められた舞踏家古関すまこが、フランス・欧州での舞踏人生、そして大野一雄、土方巽の生み出した舞踏と身体について語り、考察する。あわせて古関すまこの舞踏メソッド、身体訓練法の一端を紹介する。

出版社からのコメント
古関すまこはフランスで一世を風靡した舞踏家である。舞踏というと、大野一雄、山海塾、大駱駝艦、あるいは土方巽などが知られるが、古関すまこは、大野一雄らが最初にフランスに渡る三年前の1977年に、ナンシー国際演劇祭に招聘されて注目された。その後、フランスに長く住み、プロの舞踏家として活動した。その活動は、エロティック文学として知られるベルナール・ノエル『聖餐城』の舞台化で著名俳優と共演し、いくつもの大劇場のみならずコメディ・フランセーズの舞台にも立ち、アヴィニヨン国際演劇祭に何度も正式招待され、現在もフランス、チェコ、ギリシャなどに招聘されて公演やワークショップを行っている。また、国内では両国シアターカイを中心に、岡山でも活動する。 本書はその古関すまこの40年にわたる舞踏家としての活動を示すとともに、フランスにおける舞踏や舞台の状況、さらに古関の教え方や舞踏思想などを明らかにするものである。 舞踏というと、70年代のアングラとか、白塗りして裸で気持ち悪い動きをするといった印象があるが、本書を読むことで、そういった画一的な観念は一掃され、舞踏がなぜ世界で受け入れられ、現在も求められているかが、本書によりはっきり理解されるだろう。 私たちは言葉を含めたさまざまな表現で、他者と交流しているが、最終的に依って立つところは自分の身体である。スマホ、サイト、ヴァーチャル、アニメなどの仮想空間の氾濫する現在だからこそ、身体性、体、カラダが見直されている。本書は、そんな身体、カラダが復権するいまこそ、広く読まれ、多くの人々に一つの指針を示すものといえるだろう。

著者について
古関すま子(こせき・すまこ) 1949年、京都生まれ。東京大学文学部卒業。在学中より鈴木忠志(早稲田小劇場)に師事。ついで三浦一壮に舞踏、坪井香譲に新体道を師事。1977年にに三浦率いる「舞踏者」のメンバーとしてナンシー国際演劇祭に参加、グロトフスキーらと交流し、その後フランスに在住してバタクラン劇場、ロン・ポワン劇場、コメデイ・フランセーズなどで舞踏の活動を続ける。さらに、日本で駒澤大学、放送大学などで教便を取りつつ、欧日を行き来し、アヴィニヨン演劇祭やフランス、チェコ、ギリシャなどに招聘され、公演やワークショップを行っている。現在、岡山市在住。

クラシックバレエのダンサーさんではないので馴染みのない方が多いかも知れませんが、フランスを中心に活躍し独特の舞踏スタイルを産みだし、現在は岡山に在住の舞踏家である古関すまこさんによる魅力的な書籍です。
個人的には「フランス・欧州での舞踏人生、そして大野一雄、土方巽の生み出した舞踏と身体について語り、考察する。あわせて古関すまこの舞踏メソッド、身体訓練法の一端を紹介する。」という部分を早く読みたいなって思っています。

興味の湧いた方は是非!

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