世界的な舞台演出家、蜷川幸雄さんご逝去

世界的な舞台演出家の蜷川幸雄さんが、2016年5月12日、ご逝去なさいました。

 “世界のニナガワ”として国際的にも高く評価された舞台演出家で、文化勲章受章者の蜷川幸雄(にながわ・ゆきお)さんが12日午後1時25分、肺炎による多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。80歳。通夜は15日午後6時、葬儀は16日正午、港区南青山の青山葬儀所。喪主は女優真山知子として活動した妻宏子(ひろこ)さん。

 劇場空間を埋め尽くす大胆で豊かな詩的イメージに満ちた視覚的な世界は、国境を超えて多くの観客を魅了。稽古(けいこ)場では怒声とともに灰皿が飛ぶという、妥協を許さない厳しい演出姿勢で知られた。主宰する「さいたまネクスト・シアター」では若手俳優を育成する一方、「ゴールド・シアター」では高齢者を起用し、演劇の新しい可能性を追求し続けた。

菊田一夫演劇賞(79年)、読売演劇大賞最優秀演出家賞(97年など)、毎日芸術賞(00年)など受賞多数。04年文化功労者、10年文化勲章。彩の国さいたま芸術劇場芸術監督。映画やドラマの監督もつとめた。長女は写真家の蜷川実花さん。

体調を崩しながらも、年間約10本もの作品を手がける多忙さは最後まで変わらなかった。16年2月から自身の半生をモチーフにした新作舞台「蜷(にな)の綿」を演出予定だったが、病気療養のため延期。25日にはシェークスピア作品「尺には尺を」の初日が控えていた。

私は蜷川さんがつくる舞台が好きで何度も劇場に足を運びましたし、映像や著作もたくさん持っています。
最期まで復帰に執念をみせていらっしゃったとのことですが、かなわず本当に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。

訃報:演出家の蜷川幸雄さん死去、80歳…文化勲章受章者 – 毎日新聞

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【訃報】蜷川幸雄さん死去ー彼の作品に出たかったと惜しむ声や共演者からのエピソードが寄せられる – Togetterまとめ

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