世界的な振付家のトリシャ・ブラウンさんが、2017年3月18日、ご逝去なさいました。
米国のポスト・モダンダンスの先駆けとして知られる振付師トリシャ・ブラウンさんが18日死去した。
80歳だった。ブラウンさんの劇団が発表した。
1970年、ニューヨークで劇団を設立し、既存の枠を超えるダンスの可能性を追求した。重力に逆らうかのように踊り手が壁と垂直になって動く「建物の壁を歩く」や、ビルの屋上を舞台に踊る「ルーフ・ピース」など、100作以上の振り付けを担当した。
パリ・オペラ座バレエ団の振り付けを手がけるなど世界的に活躍した。
もうずいぶん前になりますが、私の友人のダンサーが、トリシャ・ブラウンさんに直接お目にかかった際にダンスについていろいろとお話ができたこと、その知性的な印象、素晴らしく優しいお人柄について、かなり興奮しながら話してくれたことを思い出します。
数多くの作品を振付し、世界中に大きな影響を与えてきたトリシャ・ブラウンさん、謹んでご冥福をお祈りいたします。