クラシカ・ジャパン 2017年8月は「映画でみるバレエの世界」

クラシカ・ジャパン、2017年8月は、「映画でみるバレエの世界」ということで、2009年製作の「パリ・オペラ座のすべて」や1973年製作の「ヌレエフの映画『ドン・キホーテ』」が放送されるそうです。

【クラシカ・ジャパン 8月】映画でみるバレエの世界

パリ・オペラ座のすべて
初回放送:8月7日(月) 21:00~23:50

154名のダンサー、1500名のスタッフ、350年の歴史。1661年にフランス国王ルイ14世が創設した世界最古のバレエ団、パリ・オペラ座の真実を、かつてないスケールと臨場感あふれる映像で贈る、興奮と驚きに満ちたドキュメンタリー映画。“現存する最も偉大なドキュメンタリー作家”フレデリック・ワイズマン監督(『アメリカン・バレエ・シアターの世界』『コメディ・フランセーズ 演じられた愛』『クレイジー・ホース・パリ 夜の宝石たち』『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』など)が84日間に及ぶパリ・オペラ座バレエ団の日常に密着撮影。ダンサーやスタッフのインタビューもなければナレーションもなし。「パリ・オペラ座とは何なのか」「どのように運営されているのか」「建物の内部には何があるのか」など、普段知ることができないパリ・オペラ座の内部と素顔を映し出す。エトワールやダンサーたちの稽古や舞台リハーサル、メイクや音響テスト、衣裳制作、経営会議や資金を得るための広報活動、ダンサーとの待遇を巡る交渉など、淡々と赤裸々に描かれる企業としてのパリ・オペラ座の顔、職業としてのダンサーの姿はスリル満点。当時の芸術監督ブリジット・ルフェーヴルの芸術、経営、人間をマネジメントする辣腕ぶりは、この映画の最大の見どころ。かつてのエトワール、ローラン・イレールもさまざまな作品の指導者として登場する。パリ・オペラ座の名物「蜂蜜」を、建物の屋上でミツバチの巣箱から採取するスタッフの姿も印象的。

[出演]パリ・オペラ座バレエ団ダンサー及びスタッフ、ブリジッド・ルフェーブル(オペラ座バレエ団芸術監督)ローラン・イレール(メートル・ド・バレエ)
[主な演目]ウェイン・マクレガー振付『ジェニュス』、ルドルフ・ヌレエフ振付『くるみ割り人形』、アンジェラン・プレルジョカージュ振付『メディアの夢』、ピエール・ラコット振付『パキータ』、サッシャ・ヴァルツ振付『ロミオとジュリエット』、マッツ・エック振付『ベルナルダの家』、ピナ・バウシュ振付『オルフェオとエウリディーチェ』
[監督]フレデリック・ワイズマン
[製作]フランソワ・ガズィオ、ピエール=オリヴィエ・バルデ、フレデリック・ワイズマン
[撮影]ジョン・デイヴィー
[編集]フレデリック・ワイズマン、ヴァレリー・ピコ
[制作]2009年フランス・アメリカ合作

ヌレエフの映画『ドン・キホーテ』
初回放送:8月14日(月) 21:00~23:05

現在も世界中で最も愛されているバレエの一つ。マリウス・プティパ版初演は、1869年モスクワ帝室劇場(現ボリショイ劇場)。そのスペイン情緒たっぷりのバレエは評判を呼び、2年後の1871年にプティパ自身の改訂版がペテルブルクのマリインスキー劇場で上演、こちらも大成功を収めた。この時、夢の場面が追加され、キトリとドゥルシネア姫が一人二役で踊り、有名なグラン・パ・ド・ドゥが取り入れられた。この番組は、20世紀最大のスター&振付家ルドルフ・ヌレエフが自ら振付と主役バジルを演じた1973年制作の映画版。30代半ばのヌレエフ最盛期のバジルと、元気でおきゃんなルセット・オルダスのキトリ。コミカルで陽気な2人のエネルギーが炸裂する。ヌレエフ版は男性ダンサーに見どころが多く、コール・ド・バレエのパワフルな振付も圧巻。映画『赤い靴』にも出演した元英国ロイヤル・バレエのダンサー、ロバート・ヘルプマンはドン・キホーテを演じると共に、ヌレエフと一緒に共同監督を務める。元英国ロイヤル・バレエ学校校長ゲイリーン・ストックがキトリの友人を踊っている。ストーリーがわかりやすく、展開のテンポもスピーディー。ジョン・ランチベリー編曲の音楽も新鮮。映画的な楽しさにあふれた『ドン・キホーテ』は、バレエを見たことがない方でも楽しめる。

[音楽]ミンクス
[振付]ルドルフ・ヌレエフ
[オリジナル振付]マリウス・プティパ
[原作]ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラの小説『ドン・キホーテ』
[編曲&指揮]ジョン・ランチベリー
[演奏]ヴィクトリア州立交響楽団 
[出演]ルドルフ・ヌレエフ(バジル)ルセット・オルダス(キトリ/ドゥルシネア姫)ロバート・ヘルプマン(ドン・キホーテ)レイ・パウエル(サンチョ・パンサ)フランシス・クロエス(ロレンツォ)コリン・ピアズレー(ガマーシュ)マリリン・ロウ(街の踊り子/森の女王) オーストラリア・バレエ団 
[製作]ジョン・ハーグリーヴス
[撮影]ジェフリー・アンスワース
[編集]アンソニー・バックリー
[監督]ルドルフ・ヌレエフ&ロバート・ヘルプマン
[制作]1973年

どちらもご覧になったことがある方が多いような気もしますが、必見であることは間違いないと思います。
この他にもウィーン国立バレエ団の『くるみ割り人形』『白鳥の湖』や、個人的に大好きなハンブルク・バレエ団の『クリスマス・オラトリオ』など盛り沢山の内容となっています。

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