デニス・マトヴィエンコさんが舞踊生活20周年を迎えることを記念した公演「バレエの巨匠たち マトヴィエンコ&ルジマトフ 〜Denis Matvienko the 20th Anniversary〜」が2016年8月2日〜6日に東京文化会館と東京国際フォーラムで上演されるそうです。
素晴らしいダンサーたちが集結する特別バレエ・ガラ公演!
新作やバレエ名作を組み入れた意欲的なプログラムバレエ界のサラブレッド、デニス・マトヴィエンコが舞踊生活20周年を迎える。舞踊家の両親のもとに生まれ、名門キエフ国立バレエ学校に入学。在学中の1996年にキエフ・バレエ団の『眠りの森の美女』公演の王子役で舞踊人生をスタートさせたマトヴィエンコ。翌1997年にキエフ・バレエ団に正式入団するやレパートリーを広げ、海外公演でも大活躍。1999年には名古屋で行われた世界バレエ&モダンダンスコンクールでグランプリ及びニジンスキー賞を受賞、その後新国立劇場バレエ団のゲストプリンシパルとなり、日本でもお馴染みのダンサーとなった。身体条件、音楽性などダンサーに必須の才能に恵まれ、ノーブルな役からコンテンポラリー・ダンスまで自在にこなす。いまや世界のトップダンサーとして活躍する彼の舞踊生活20周年を記念しての公演。
公演には贅沢にもカリスマ・スターのファルフ・ルジマトフが参加。1999年、日本での「バレエの美神」公演で、初めて「子供の時から憧れの」ルジマトフと知り合ったマトヴィエンコは、その後、彼の紹介でマリインスキー・バレエに移籍する。つまり、マトヴィエンコが在籍していたウクライナのキエフ・バレエから世界に飛び出すきっかけを作ったのがルジマトフなのだ。その才能と可能性を、見事に開花させたマトヴィエンコ。彼らは久しぶりに同じ舞台に立つ。しかも二人が踊る新作を披露。それぞれの人生とともに、才能あるダンサー同士の強い結びつきをも感じさせる作品になりそうだ。
マトヴィエンコの長年のパートナーであり、ルジマトフともドラマティックな舞台を作り上げてきたエレーナ・フィリピエワが出演。さらに、ルジマトフが芸術顧問をつとめるミハイロフスキー劇場バレエからトップ・プリマのイリーナ・ペレンも参加。所属劇場を代表するバレリーナとしてだけではなく、芸術家として国をリードする立場ともいえる2人のバレリーナが、公演に華を添える。他にもマトヴィエンコ自身が選んだ若手ダンサーや、夫人のアナスタシアなど彼と所縁のあるダンサーたちが出演。演目には名作バレエ作品のほかフォーサイスやドゥアト、ウヴェ・シュルツなど意欲的な作品が並ぶ。キャリアを着実に重ねながら、トップを走り続けているアーティストならではの重厚さが堪能でき、刺激的な舞台となることだろう。
予定されるプログラムは以下の様になっています。
予定プログラム
Aプログラム 【8/2(火)公演】
Act1 | 「白鳥の湖」第1幕2場より D.マトヴィエンコ、A.マトヴィエンコ、キエフ・バレエ |
Act2 | 新作デュオ「Wonder Stones」 ルジマトフ、D.マトヴィエンコ 「シェヘラザード」よりアダージョ フィリピエワ、ルジマトフ 「スパルタクス」よりアダージョ ペレン、シェミウノフ 「赤と黒」より(ウヴェ・シュルツ振付) マルコフスカヤ、チャシェグロフ「ウィスパー」(エドワード・クルグ振付) D.マトヴィエンコ、A.マトヴィエンコ 「アイス・メイデン」アダージョ(フョードル・ロプホフ振付) ペレン、シェミウノフ 「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ D.マトヴィエンコ、A.マトヴィエンコ順不同 |
Bプログラム 【8/3(水)公演】
Act1 | 「ジゼル」第2幕より D.マトヴィエンコ、A.マトヴィエンコ、キエフ・バレエ |
Act2 | 新作デュオ「Wonder Stones」 ルジマトフ、D.マトヴィエンコ 「シェヘラザード」よりアダージョ フィリピエワ、ルジマトフ「スパルタクス」よりアダージョ ペレン、シェミウノフ「赤と黒」より(ウヴェ・シュルツ振付) マルコフスカヤ、チャシェグロフ「タンゴ」より(エドワード・クルグ振付) D.マトヴィエンコ、A.マトヴィエンコ 「アイス・メイデン」アダージョ(フョードル・ロプホフ振付) 「海賊」よりパ・ド・ドゥ 順不同 |
Cプログラム 【8/6(土)公演】
新作デュオ「Wonder Stones」 ルジマトフ、D.マトヴィエンコ 「ウィスパー」(エドワード・クルグ振付) D.マトヴィエンコ、A.マトヴィエンコ「カルメン」(S.ジュベドキ振付) フィリピエワ、チェボタル「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレヴェイテッド」より(ウィリアム・フォーサイス振付) マルコフスカヤ、チャシェグロフ「牧神の午後」(「ニジンスキーの肖像」より)(ファルフ・ルジマトフ改訂振付) ルジマトフ 「マルティプリシティ. 静けさと虚ろさのかたち」より(ナチョ・ドゥアト振付) 「眠りの森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ 「瀕死の白鳥」 ほか |
なお各プログラムの上演時間・会場は以下の様になっています。
8/2(火)19:00開演 (18:30開場) 東京文化会館 Aプログラム
8/3(水)19:00開演 (18:30開場) 東京文化会館 Bプログラム
8/6(土)16:00開演 (15:15開場) 東京国際フォーラム ホールC Cプログラム
かなり見応えのある公演になりそうですね。
ただ困ったことに「エトワール・ガラ2016」と公演が重なっているのが悩ましいですね。
どちらも見逃せない公演だと思うのですが、どうしましょう?
なおチケットの一般発売は2016年4月15日(金)午前10時からです。