「ケネス・マクミラン – バレエBOX 《マノン》《うたかたの恋》《ロミオとジュリエット》」、DVDが2017年10月27日発売

英国ロイヤル・バレエ団が上演したケネス・マクミランさん振付の3作品、『マノン』『うたかたの恋』『ロミオとジュリエット』のボックスセットが、2017年10月27日に発売されるそうです。

マーティン・イエーツ(指揮)/ロイヤル・オペラハウス管弦楽団

収録時間:117分+45分(ボーナス)…マノン/136分+23分(ボーナス)…うたかたの恋/158分+15分(ボーナス)…ロミオとジュリエット/音声:ステレオ2.0/DD5.1(DVD)/ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)/ 字幕:英語/画面:16:9/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク/Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i High Definition

イギリスの名振付師、ケネス・マクミラン(1929-1992)の代表的な3作をBOX化。14歳のときに見たバレエ雑誌に触発され、バレエを始めたマクミラン、9か月後にはサドラーズ・ウェルズ・バレエスクールに入学し才能を発揮しました。最初はダンサーとして活躍しましたが、極度のスランプから振付師に転向、次々に野心的な作品を発表して注目を集め、1965年にはマーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフが演じた「ロミオとジュリエット」で大ヒットを飛ばしその名声を確立しました。。彼の作品はどれも官能的であり、大胆な設定が施されていることで知られ、このBOXに収録された3作も、愛と苦悩に揺れる人間の本質が丁寧に描き出されています。

《マノン》アベ・プレヴォが書いた「マノン・レスコー」を元に、振付師ケネス・マクミランが完成させたバレエ「マノン」。マスネの音楽を用いながらも、同名のオペラからの曲は使っていないというところも注目を集めました。贅沢な装置と衣装に加え、主役のロホ、アコスタの華麗な踊りが見どころです。

《うたかたの恋》1889年1月、当時のオーストリア/ハンガリー帝国皇太子ルドルフと彼の愛人であった17歳のマリー・ヴェッツェラ男爵令嬢がマイヤーリンクの館で謎の死を遂げました。「うたかたの恋」とされるこの事件は、現在でも真相はわかっていません。マクミランのバレエは、全編にリストの音楽を用い、ルドルフの愛なき家庭生活と政治的苦悩を克明に描き出しています。男性が主役の珍しいバレエです。

3.《ロミオとジュリエット》シェイクスピアの有名な戯曲を元に、ケネス・マクミランが独自の視点で描き出した名作バレエ。プロコフィエフの音楽を全編に用い、若き恋人たちの「許されぬ愛」を綴ります。カスバートソン、ボネッリのため息が出るほどに美しいパ・ド・トゥが見どころです。

これはDVDのみの発売でBlu-ray版はないみたいでちょっと残念です。
というか、収録作品の中のひとつでも持っていると買うのに躊躇しちゃうかな、と思います。

ちなみにざっくりとしたキャスティングはこのようになっています。

『マノン』
マノン:タマラ・ロホ
デ・グリュー:カルロス・アコスタ

『うたかたの恋』
ルドルフ皇太子:エドワード・ワトソン
マリー・ヴェツェラ:マーラ・ガレアッツィ

『ロミオとジュリエット』
ジュリエット:ローレン・カスバートソン
ロミオ:フェデリコ・ボネッリ

タマラ・ロホさんとカルロス・アコスタさんの『マノン』はたぶんDVD等で新品が手に入らないと思うので、それ狙いというのもありかもしれないですね。
興味のある方は是非。

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