パリ・オペラ座 歌劇『イオランタ』バレエ『くるみ割り人形』、DVD&Blu-rayが2018年10月24日発売

2016年12月にNHK BSプレミアムで放送されて話題となったパリ・オペラ座の意欲作、歌劇『イオランタ』バレエ『くるみ割り人形』のDVD&Blu-rayが2018年10月24日に発売されるそうです。

パリ・オペラ座 歌劇《イオランタ》とバレエ《くるみ割り人形》を融合した意欲作!

盲目のイオランタ姫は、自分の目が見えないことを知らずに父ルネ王の庇護のもとに育てられています。そこに姫の目を治療できるというムーア人の医師、さらにイオランタ姫を一目見て恋に落ちた求愛者ヴォーデモンと、その友人でイオランタの許婚ロベルトを巻きこんで…
チャイコフスキーの最後のオペラとなった一幕の歌劇「イオランタ」が「くるみ割り人形」の舞台となるマリーの誕生日に居間で行われる劇中劇として上演され、その終演がバレエ「くるみ割り人形」の始まりにつながるという独創的な演出です。「くるみ割り人形」は3人の優れたコンテンポラリー・ダンスの振付家(アーサー・ピタ / エドゥワール・ロック/ シディ・ラルビ・シェルカウイ)が、伝統的なプティパの振付に拠らず、それぞれの場面を大胆に読み替えた振付を施します。チェルニアコフの演出はオペラでイオランタに求愛するヴォーデモンは、そのまま「くるみ割り人形」の世界で主人公マリーにも心を寄せるなど、共通するプロットで、全体をまとめ上げています。オペラの題名役はブルガリア出身の話題のソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァがつとめ、バレエではパリ・オペラ座のエトワール、ステファーヌ・ブリヨン、アリス・ルナヴァンらが見事な踊りを披露します。

【曲目】
チャイコフスキー(1840-1893):歌劇《イオランタ》/バレエ「くるみ割り人形」
【歌劇《イオランタ》1幕(1892)】
モデスト・チャイコフスキー:台本
ヘンリク・ヘルツ「ルネ王の娘」:原作
イオランタ…ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ)
ルネ王…アレクサンドル・ツィムバリュク(バス)
ヴォーデモン伯爵…アルノルト・ルトコフスキ(テノール)
ロベルト…アンドレイ・ジリホフスキ(バリトン)
エブン=ハキア…ヴィート・プリアンテ(バリトン) 他

【バレエ「くるみ割り人形」(1892)】
ドミトリー・チェルニアコフ:台本
マリー…マリオン・バルボー
ヴォーデモン…ステファーヌ・ブリヨン(ダンスール・エトワール)
ドロッセルマイヤー…ニコラ・ポール
マリーの父…オーレリアン・ウェット
マリーの母…アリス・ルナヴァン(ダンスーズ・エトワール)

アラン・アルティノグリュ(指揮)
パリ・オペラ座管弦楽団
パリ・オペラ座合唱団・児童合唱団
ドミトリー・チェルニアコフ(演出・装置)
シディ・ラルビ・シェルカウイ(振付)
エドゥアール・ロック(振付)
アーサー・ピタ(振付)
エレナ・ザイツェヴァ(衣装)
グレブ・フィルシティンスキ(照明)
アンドレイ・ツェルニン(映像)
アンディ・ゾマー(TVディレクター)

【収録】
2016年3月パリ・ガルニエ宮 HD収録

パリ・オペラ座による予告編映像はこちらです。

Iolanta / The Nutcracker – Trailer

独創的な構成と演出の作品です。
普通の『くるみ割り人形』を期待するとものすごく裏切られますが、これはこれで面白い作品だと個人的には思います。

誰も見たことのない『くるみ割り人形』を体験してみたい方は是非!

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